プライベート・エクイティ

プライベートエクイティとは、中長期での投資を主体として企業に成長資金や経営改善のための資金を供給すると共に、取締役の派遣や顧客の紹介など、投資先企業の事業発展・経営再建のための支援を行い、投資先企業の価値を高めることで投資収益の向上を図る投資形態のことを言います。
 このようなプライベートエクイティは、いわゆるハゲタカファンドとは全く様相を異にしており、中長期の視点かつ友好的に企業にリソースを提供するため、投資を受ける企業側にとってもメリットが高く、相互扶助の関係となるものです。

 当社は、日本こそが友好的投資、プライベートエクイティに最も適した資質を有する国家、国民であると考えています。日本企業の中長期の視点に基づく経営判断、真摯な思いやりの精神、卓越した技術力と管理力、そして1450兆円もの個人金融資産も含め、国家総資産約1京円の厚み、これだけの資質が揃っている国は他には類を見ません。

 当社では、この素晴らしい日本のリソースをプライベートエクイティという最も日本人の資質にあった投資形態で活用することで、投資収益だけでなく、雇用の創造や次世代の日本の活力を創造するべく事業を展開しており、特に近年では、「高齢化社会に突入している日本」と、「日本とは対照的に若年層が人口の中心を占め、これからの成長が著しい新興国」との連携を行うことを目的とした独自のプライベートエクイティ事業を展開しております。

  

新興国投資

 私どもは数年前から、発展の可能性と若い活力に満ちたアジアとの共(協)栄を期して、韓国、中国、ロシア、インド等ともコネクションを強めて参りました。特にベトナムに注力し、政府官庁やベトナム石油ガス総公社(ペトロベトナム)やベトナム鉄道総公社といった国営企業を中心に連携を広げてまいりました。
 私どもが事務局を担う日本インドシナ協会が3年ほど前からベトナム鉄道総公社の日本Liason(連絡担当)としてボランティア活動しておりますことに加え、ベトナムの政府官庁や国営・民間企業から各種相談などが寄せられており、最近では、ベトナム最大の国営企業「ペトロベトナムグループ」との連携をさせていただくようになりました。

 このような背景から2009年末にペトロベトナムグループ企業に投資する ファンドを組成し、1号案件が昨年6月に上場、2号目のファンドも昨年11月に組成し、同じくペトロベトナムグループ企業の株式を取得し、今2~3月中に上場予定にあります。それらと平行して、次のような支援活動も続けております。

・ JOGMEC(石油ガス金属鉱物資源機構)との「ベトナム天然資源セミナー」の共催により中国リスクの明示とベトナムレアアース導入啓発
・ ベトナム新幹線プロジェクトへの日本システム&技術導入化への支援コンサルティング
・ ペトロベトナムグループのプロジェクトへ投資協力を勧奨する「ジェトロ・ペトロベトナム共催投資セミナー」への支援
・ ベトナム北部水力発電プロジェクトのための資金調達等支援コンサルティング

 他方で日本企業のベトナム、インドシナ地域への進出支援業務も行い、まさに日本とベトナムの双方向の架け橋事業に注力しております。

  

運用ファンド

ナレッジファンド(ベンチャーファンド)  1号(2000年3月)~17号(2009年)
ナレッジベトナムファンド1号 (2009年12月~ )
インドシナ1号有限責任事業組合(2010年9月~)

  

上場実績(一部抜粋)

㈱有線ブロードネットワークス(2001年4月/ナスダックジャパン上場)
株式会社自然堂(2002年11月/JASDAQ上場)
オックス情報㈱(2003年1月/大証ヘラクレス上場)
株式会社テリロジー(2004年12月/JASDAQ上場)
㈱アドバンスト・メディア(2005年6月/東証マザーズ上場)
㈱メディア・ファイブ(2006年10月/福証Qボード上場)
㈱ビリングシステム(2008年3月/東証マザーズ上場)   
㈱エフオーアイ(2009年11月/東証マザーズ上場)
ペトロベトナム高級サービス(2010年6月上場/ハノイ証券取引所)
PV GAS SHIPPING (2011年3月上場予定/ホーチミン証券取引所

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